日本を旅行した台湾人医師の新型肺炎（重症急性呼吸器症候群＝ＳＡＲＳ、サーズ）感染問題が、日台関係や台湾の内政に微妙な影を落とし始めた。台湾の簡又新外交部長（外相に相当）が十七日夜、日本に対する謝罪声明を急遽（きゅうきょ）発表するなど、陳水扁政権は対日関係の修復に全力をあげている。しかし最大野党の国民党からは、「台湾当局が謝罪する必要があるのか」と、声明を疑問視する声も出ており、陳政権批判の新材料にする構えもみせている。
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私はこの簡外交部長の声名を見たとき、意表をつかれて驚いたのと同時に
なんだか心があったかくなったのだけれど、台湾の方でも意表をつく行為
だったみたいだ。

まだ特効薬も見つかってない死亡率の高いSRASが大阪に上陸したかも知れない
というので、内心ちょっとこわいのだ。そこへうちの国の者が迷惑をかけて
申し訳ないというコメントがでて、あのお医者さんも台湾の仲間の人に援護して
もらえているし、台湾の人もいいところがあるんだな、ああいう発言がでるなんて
と思った。

しかし、後日その発言が政治的に出たもので、しかも野党の攻撃材料になって
いるらしい。ちょっとした発言一つで大事になっているみたいだ。なんだか
こういう心づかいの言葉は自由に発言できればいいのになぁと思った。