trade2の日記

2004/6/20(日)
バックトゥーザフューチャー


バックトゥーザフューチャーは私が始めて自腹を切って(それまでは親持ち)チケットを買い、立ち見が出るほどの満員で、後ろだけではあふれて前の方の通路にじかにすわって見た思い出深い映画だ。
主演のマイケルJフォックスが25歳で高校生をやったというのを後で聞いて感心したが、一番感心したのは、主人公の両親役をやった現役高校生だ。
最初、手を小刻みに震わせ、視線もドロンとしている父親と、文句ばっかり言っているせいで文句皺が刻み込まれた母親を50代だと信じて疑わなかったのだが、過去にバックしたら、むき卵のような高校生になったのでびっくりした。
アメリカの特殊メーク技術もすごいが、役者の演技も本格的だ。日本でもできる人はいそうなんだけれど、やる人がいない。これは日本の風土なのだろうか。きたないものはみたくないとかいう。そういえば永遠の少女、清楚可憐、で売っていた大原麗子さんがNHKの大河ドラマ春日の局でピシパシの役をやったら、一気に人気が下がったもんなぁ・・・。
バックトゥザフューチャーの高校生二人組もいまごろは、一児のちち、ははになっているんだろうなぁ〜と思う。(調べろよっと自分に突っ込み)
しかし、なぜああいう役の人は目立たないのかねぇ。

オードリーヘップバーン


「オードリーヘップバーンはかわいい」という感想をよく聞く。
私が始めてオードリーヘップバーンを見たのは小学生くらいで、自分からみてずいぶん年上なので、どこがかわいいのか理解できなかった。
ヘップバーンさんの出演した作品で有名なものは、階級を超えた恋を題材にしたものが多く、古今東西定番の物語ばかりだと思う。
日本でいえば、遠山の金さんとか暴れん坊将軍とか、平民に混じってやんごとなき人やら権力のある人が大暴れする話。
『ローマの休日』が最初に見た作品だったが、何と言う感想も持たず、へぇ〜なぜこれが有名なんだ。という感じだった。どこかの王女様と一介の新聞記者の淡い恋物語でこれといってなにがどう?てな感じだ。
次に見た『マイフェアレディ』もどこかの貧民街の少女が大学教授とハッピーエンドでこれもふーんという感じだった。なんでも発音の使い分けがすばらしいとの事だったが、日本では田舎言葉はみな東北弁で吹きかえられてしまうのでなにがいいのかさっぱりだ。
だから、『昼下がりの情事』を見たときも「またか」という感じだった。今にも家庭崩壊しかかっている大富豪と一般小市民の床屋の娘の恋愛・・・。なんでこうも同じ話ばっかりかな〜ぁと思いながらたしかチャンネル権を取り損ねたかなんかで仕方なくぼんやり見ていた。ああまた今回もつまらないものを見てしまったと思いかけた終了直前、ヘップバーンさんが顔を鬼瓦のようにしてホームで泣きじゃくって見せた。初めて私の中でヘップバーンさんの株が上がった瞬間だった。すばらしい。外国人の役者さんはここまでやってくれるのか・・・。私ははっきり言ってSFでもメルヘンでもドキュメンタリーの如くちゃんとやってくれないと許せない性質である。劇中で料理の場面が有ったらちゃんと包丁が使えないと興ざめして現実に引き戻されてしまう。日本の子役の嘘泣きほど気持ちの悪いものは無いと常々思っている。なのであのシーンには感動した。
多分かわいいという感想もだいぶ年を取られた方の発言なのだろう。自分もばあさんになったらもしかするとかわいいと思えるのかも知れないと思った。しかし今、かあいいっっと思えるのは、昔のアメリカドラマの『ナイトライダー』のキッドと『寄生獣』というコミックのミギーだなぁとしみじみ思う。


BACKNUMBER


女の子お絵かき掲示板ナスカiPhone修理