trade2の日記

2005/10/3(月)
[ドラマ][TV]緋の十字架

http://www.fujitv.co.jp/b_hp/jujika/index.html

今日何気にテレビ欄を見たら右上の広告欄に緋の十字架という昼ドラの宣伝が載っていた。

最初はスルーしていたのだが何か気に掛かってよくよく見てみたらビジュアル的に

炎の蜃気楼

http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B1%EA%A4%CE%E9%E7%B5%A4%CF%B0?kid=4183

のような感じだ。

おやこれはもしかしてつぼにはまるかもと思ってみてみることにした。

オープニングソングは藤井フミヤさんが歌っている。

――どこかわからないが崖の上のようなところを主人公と思しき男が白いドレスを着た女を抱きかかえて歩いている。

何かいい感じだ。期待できるかも。

――第二次世界大戦ごろの日本、教会で歌を歌っていると憲兵がどやどや入ってきて歌うなといいながらマリア像を粉々に壊す。

うちの母があのマリア像新品でリアリティがないとテレビに向かって文句を言っている。

――主人公と思しき男が憲兵にめちゃめちゃ踏みつけにされているところへ神父が颯爽と登場。その男は大河内の次男の直哉だと憲兵に言う。憲兵はああなんだ愛人の子か、まあきょうはこのくらいにしてやる。といって引き上げる。

あれ、なんだかいつもの昼ドラのパターンだな。

――粉々になったマリア像に皆が駆け寄る。小学生ぐらいの男の子がなんでこんな目にあわないといけないんだろうという。直哉が慰める。

なかなかこの子役はうまい。

――直哉がひとりで教会で祈っている。すると女の声がどこからかする。

アニメの声優のようなかわいい声でびっくり。

――目の前のステンドグラスが写る。

母にステンドグラスがでたよという。母はさっきの発言の後は新聞を読んでいる。母はちらりと見てデザインが大まかだという。



――ステンドグラスに両耳からみつあみしておさげにした女が映る。ゆきえと直哉がつぶやく。

――直哉が大河内家に戻る。ものすごく天井の高い玄関が映る。

なんかセットが安っぽいと思う。東海テレビが製作してるんだから明治村借り切ってやればいいのにと思うがたぶん撮影は東京なんだろうなぁ。

――玄関口にお父様とお母様とお兄様が三人立っている。

――お父様が直哉早く着替えてきなさいもうすぐ五藤さんがいらっしゃるという。その五藤さんは妹さんを直哉に紹介してくれるという。

――直哉は結婚はまだ自分には早いという。

――お兄様がいい話じゃないかといって勧める。

おやお兄様の性格はそう悪くなさそうだ。

――お父様は会社のために結婚しろと再度勧める。

――直哉がなおも渋る。

――お母様が愛人の子の分際で口答えするんじゃないという。

――7年前の回想シーンになり、教会で直哉とゆきえが向かい合っている。ゆきえはおさげだ。

母がなんかこの女の人老けてるねという。7年前の回想シーンだからこのあとの本番は実年齢で演技するんだよと説明する。

――ゆきえがいなくなるらしい。いなくなるってどういうことだと直哉が詰め寄る。母が病気で親戚の家に行くことになったのとゆきえがこたえる。せめてどこへいくのかぐらいおしえてくれないとと直哉がいうとハンカチを渡してゆきえはダッシュして教会の外へ走っていってしまう。

――ハンカチを握り締め直哉が悩んでいる。

――パーティ会場に移る。

ここはさっきの玄関よりはインテリア家具が多いけれどやっぱりなんか体育館みたいと思う。

――お父様とお兄様が挨拶する。

――立席パーティでお兄様がお客のほうをみると近くの丸テーブルにいた女に近寄り、手伝いに来てくれたのかという。女はだってもうすぐあなたと結婚するんですからこれくらい当然ですという。お兄様はわざわざありがとうという。

またまたお兄様は爽やかだ。

――そこへ直哉が会場に入ってくる。女のほうが先に気づきその視線でお兄様が直哉に気づいて失礼といって直哉のほうへ行く。女は直哉のほうを意味ありげに見ている。

――お兄様が直哉に遅かったじゃないかといってお父様のほうへ連れて行きお父様が五藤さんを呼ぶ。五藤さんは軍服を着ている。

――五藤さんが妹を呼ぶ。どこで見たか知らないが直哉を一度見かけてからあわせろとうるさいと五藤さんはいう。妹はしりませんわといって照れている。

――直哉は硬直した後仕事がありますので失礼といってその場を立ち去る。お父様とお兄様があわてて引きとめようとするが、五藤さんはしっかり物を言って、なるほど妹がほれるだけの事はあるといい解釈をする。

――部屋を出た直哉は玄関ホールでお母様が作業着を着た男に羽交い絞めされて首にナイフを突きつけられているのを見る。男はお前の会社のせいでうちが大変なことになっているのにこんなパーティを開くなんてとかいいながらわめいている。すると向こうから演技のうまい男の子とその妹とその母親が走ってきてお父さんやめろと叫んでいる。

――どうやら直哉の知り合いらしく、傍に近寄ってあなたはそんな悪いことができる人じゃないやめるんだと説得する。男はもうこうするしかないんだという。男の子がその人は悪い人じゃないんだ、僕に賛美歌を教えてくれた人なんだという。しばらくすると男は説得されてナイフを徐々に下ろす。

おろし方がいい。ナイフだけしか映らなかったがためらいが出ていていい演技。

――直哉がほっとした瞬間五藤さんがピストルで男の太ももを撃つ。直哉は五藤さんに食って掛かる。

――五藤さんは俺にはっきり物を言うやつは初めてだなかなか骨があるとまた頭のねじが外れたようなことをいう。男は白い制服を着た警備員数人に連れ去られ男の子がうちの父さんは悪くない。お前達が悪いんだといってわめくが、母親につれられてその場を逃げ出す。

男の子と妹役の女の子は演技が上手い。しかし母親が泣いているらしいのだが笑っているような顔なのが気になる。

――別室でお母様と直哉が話していてお母様が私が死ねばいいんでしょうという。

ああまたいつもの昼ドラパターンだ。

――お父様が直哉を自室に呼んで説得する。私は兄よりも弟のお前のほうに期待をかけているんだよ。男にとって一番大事なのは仕事だ。五藤さんの妹と結婚しろ。

――それをドアの外でお兄様が聞いている。父は私よりも直哉を。

――直哉は教会に行ってパイプオルガンを弾いている。私はどうしたらいいのでしょう。なぜこのような時代に生まれてきてしまったのでしょうか。

――そのとき直哉を呼ぶゆきえの声がする。

――神よ、私を試すのはおやめください。またこれも幻だ。と直哉がつぶやく。

――なおも直哉を呼ぶゆきえの声がしてハンカチを持った手が直哉の肩にかかる。直哉がふりかえるとそこに和装のゆきえが立っていた。

泣きかたが上手いなあと思った。目からまるで計算されたかのように涙がこぼれていく。

――ひっしと抱き合って再会を喜ぶ二人を教会の入り口からお兄様が見ている。




コマーシャルの後次回予告。

―お前は私の婚約者までも奪うつもりかと叫ぶお兄様。五藤さんに組み伏せられるゆきえ。



うーんこれはいつものパターンでしょうか?

ちょっと希望をいえば、人助けをしながらプライベートは背徳の限りをつくす。ぅおお的なものを期待してしまうんだけれどなぁ。

名前も直哉で直江に似てるし、ちょっと炎の蜃気楼を意識してるのかなぁ。

ちなみに炎の蜃気楼は途中でリタイアしてしまい本当に半分までしか読んでいない。私が読まなくなった7年前からまた同じ数の本が出版されたらしい。すごいなあ。。。去年シリーズが終了したらしいとこの前風の便りで聞いて、ああひとつのドラマが終わったんだなぁと思った。

炎の蜃気楼を読み始めたきっかけはその頃白泉社のLaLaという雑誌を読んでいて、その雑誌も高校の社会科の授業で各国の風俗の自由研究があり、あるグループが成田美名子さんのエイリアン通りという作品を持ってきて発表して、(その社会科の先生は学校の図書館にカムイ外伝やら漫画を入れたりするいい先生で漫画への理解が深いからそういうことができたのだが)へえそういう作品があるんだと思ってみていて、高校を卒業して短大に入ってからLaLaを読み始め、そのLaLaに広告が入っていて、東城和美さんの絵が呼んだので本屋で4巻まで出ていたのを立ち読みしたら面白かったので即購入。(最初の頃はまさかあんな展開になるとは想像もできないSFチックな作品でした・・・)それから10年くらい新刊が出るたびに本屋に駆けつけて購入する日々が続いた。

東城さんの全集やら黒いチューリップやらいろいろ買い、炎の蜃気楼のCDブックも全巻買い、ソニーからでていたイメージBGMも買い、関連商品も結構いろいろ手に入れました。CDブックが良かったなぁ、毎回主人公から何から配役が違って最初から最後まで同じだったのは千秋役の松本さんだけだった。まあ結構リクエストはガンガン出したけれど。でもそれぞれ真剣でああこういうのもアリかなとか。最終的には直江役は速水さんに落ち着き集英社の電話かけて自動テープを聴くやつがあって(ときめきテレホン、だったかな?)速水さんのお子さんが生まれたというニュースを聞いたこともあったっけ。懐かしいなぁ。

そして挿絵が東城さんから浜田翔子さんに変わる頃自分も読まなくなってしまった。なのでアニメ版はみてないんだぁ。本も縁があって呼ばれることもあれば斥力が働くこともある。ふしぎ遊戯という作品も本屋にでかでかと年末カレンダーの絵が飾ってあってその絵が呼んだんだっけなぁ。本との出合いはいつも不思議だなぁと思う。




何年か前、名古屋近鉄星野書店に桑原水菜さんがサイン会でくるんだーとエスカレータに告知がでていて行こうかなと思っていたんだけれどその頃はもう読まなくなっていたのでなんか全部読んでないと悪いような気がして行けず。

南国少年パプア君の作者の柴田さんが新作のプロモで星野書店に来たときは本買って並んで業務用裏階段をぐるぐるしてやっとたどり着いてサインもらったけれど美人でした。

ふしぎ遊戯のテレビのプロモで名鉄ヤマギワに声優さんが来たときも行って緑川さんと握手してもらいました。手がじっとり冷たかった。全国放送で活躍しているのに緊張するんだとちょっと新鮮だったり。

桑原さんにも会いにいけばよかったといまだに悔やんでいたりして。


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