trade2の日記

2005/10/16(日)
[TV][ドラマ]野ブタ。をプロデュースを見た。

http://www.ntv.co.jp/nobuta/




朝刊のテレビ欄を開けると緑の枠の中に番組宣伝が入っていたのだが、多分これは中日新聞だけなんだろうなぁ。ホームページを見たらやっぱり黄色とピンクだもん。

ザ・ワイドとかの前後にしつこくサルヂエの藤井さんが勧めていて、私吉本嫌いなんですよってことで見ないことにしていたのだが、緑枠だったので、もう万博終わったんで。と思いつつも見ることにした。(意味不明でしょ。)

なんか、ずっしり胸に重しが乗っかってるような暗い話。だなぁというのが第一印象。

主人公のキリタニ(これがカタカナに聞こえるようなイントネーションのない呼ばれ方。)は毎朝港の柳に挨拶してから学校に通っている。学校では皆級友が子供に見えるのだが、波風立てないように不満をもちつつも綱渡りをして生活している。がしかし、行動も言動もふわふわしてとらえどころのない草野だけは苦手だ。

近所のゴーヨク堂という本屋は変わっていて、美人しか立ち読みしてはいけないという張り紙があって、そこでセバスチャンというあだ名の教師が立ち読みをトライしたけれど、着流しを来た店主に木刀で追い払われた。またバンドーという女の子がトライしたときはケバイ女禁止ということで放りだされる。(ここはSFXかな)

ある日、いつもの柳に会いに行くと心のオアシスの柳がなくなっていた。キリタニは現状が理解できずあたりをパニック状態で探しまわるが、そこにちょっと変わった女の子がいて柳引っこ抜かれて持っていかれてしまいました。首をつるのにちょうどいい感じだったのにというので、不気味さ100%、かかわるとまずいというので早々に立ち去る。

転校生がやってきた。職員室へ覗きにいったクラスメートが美人だという。教室に来たが、うつむいたまましゃべろうとしない。それを見たキリタニが柳のところであった女だと気づく。先生が名前を紹介して、小谷信子という名だとわかる。自己紹介してと無理やり先生が強要すると、何もやりたいことがありませんと答えて、みんなの失笑を買う。バンドーと仲間たちがいじめにかかる。

キリタニが家に帰る途中弟に会う。弟は早く帰ってお母さんがという。家に帰ると父親がテレビを見て動揺している。なんでもお母さんが乗った飛行機が落ちたらしい。(周りを観察すると普通の家だ。)携帯電話にかけてみろよとキリタニが言うもお父さんは動けない。仕方なくキリタニがかけてみてもつながらない。周囲を炎に包まれた場所に携帯電話が転がって画面に自宅という表示がでる。3人で動揺している中、電話が鳴る。キリタニが電話にでるとお母さんからだった。晩御飯は何をたべるのかときかれて、父親にメニューを聞くと餃子だという。母は餃子かと言っているところで電話が切れる。

一安心で父親が餃子を料理し、キリタニが弟の繕い物をしている。破れ目にアップリケをつけている。

キリタニは昼はゴーヨク堂で立ち読みできたので学校一の美人という評価の上原まり子に弁当を作ってもらって家庭科実習室で食べている。アツアツの味噌汁つきだ。上原は恋人だとおもっていろいろ遊びに行く約束をしているが、キリタニには面倒な話だ。(約束どうするのといって覗き込む上原の顔が魚眼レンズでとってるのか面白い。)今日の約束をすっぽかすために朝拾った黒ネクタイを使って葬式に行くといってごまかす。そこへ、弁当をバンドーたちに床へ落とされた小谷が生ごみを捨てにやってくる。キリタニは小谷をごみ捨て場に案内するといって部屋を出る。上原が引き止める暇もない。

ごみ捨て場でバンドーにやられたのかといちおう聞くキリタニだったが、自分には関係ないと思っている。小谷が弁当の中身を生ごみ入れに捨てる。キリタニも黒ネクタイを捨てると、小谷がさっき葬式に行くっていってなかったと聞く。キリタニはあれは約束をすっぽかすための嘘だというと、小谷はできない約束は最初からしなきゃいいじゃないという。その時ごみ捨て場の屋根の上から女の声がする。キャサリンとキリタニが呼ぶ。キャサリンは小谷にキリタニをまっとうな人間にしてやってくれと言って空中大回転をしながら飛び降り立ち去る。(ここもSFXか)小谷がおびえながら誰かと聞くとキリタニはあっさり教頭先生だという。小谷はからす天狗かと思ったという。

職員室にキリタニが頼まれものの書類を運んでくる。職員室では最近塀を乗り越えてくる不審者について話が盛り上がっている。なんでもえらく若作りをした女らしい、近所の父兄かも知れないということで憤慨している。それを聞いたキリタニはあれは教頭先生と言おうとしたが、部屋の向こうで仕事をしながら牽制しているキャサリンをみて思いとどまり、クラスのうわさじゃからす天狗だって話ですよと告げる。

自転車置き場で鍵をなくして立ち往生している草野がキリタニをみつけてキリタニの自転車の後ろに強引に乗る。仕方なくキリタニは草野を送る。草野はお豆腐やさんに下宿しているという。いつものようにふわふわした言動をする草野を店主が一喝する。草野はまめちち・・・豆乳が好物らしい。店主がキリタニに草野の保護者ですというような感じで会釈する。(建物のつくりが昔ながらの豆腐やって感じでいい。)

自宅は遠くにみえるマンションの最上階で、父親は隣のビルの最上階に入っている会社の社長。大きくなったら会社をつぐんだから若いうちに青春してきなさいといわれたのだが、やりたいことが見つからないと草野はいう。テーブルの上にショートケーキが2つ乗っている。(部屋を見るといろいろごちゃごちゃ飾ってあったり古きよき昭和の家って感じだ。)キリタニが早く選べというと草野はいつまでも迷っている。キリタニは迷っているんじゃなくてどっちも選びたくないんだろうといって部屋を出て行く。草野はそういう回答もあるのかといって大騒ぎしているうちに目からうろこならぬコンタクトが飛ぶ。

小谷がバンドーたちからゴーヨク堂で立ち読みしてこいといじめられている。見ていられないキリタニは草野を連れてゴーヨク堂に行き、ゴーヨク堂の店主と交渉する。本を2列ほど購入すること。しばらく本棚に置いといてもらうこと。女の子がちょくちょく読みにくるのを許可すること。店主はあっさりOKする。草野がゴールドカードで支払いをする。



小谷が上原を抜いて立ち読み時間トップになったというので新聞部が取材にくるわ、ほかのクラスから見物人がくるわ、大騒ぎになる。

キリタニと草野と小谷が屋上で話している。小谷はこんなのうそでよくない。皆に本当のことをいう。いままで何も期待してこなかった。昔、母が再婚して、勇気を振り絞って再婚相手にお父さんと呼びかけたのに、その男は、あっ僕は確かに君のお母さんとは結婚したけど、君のお父さんじゃないからと言われたのが心の傷になっているんだという。私には住む場所が用意されていない。

キリタニは自分が変わろとすれば世の中変わるもんだ。住む場所は自分で作るべきだという。草野は相変わらずふわふわしている。小谷は変わらないといって走り去る。

キリタニは草野に小谷をプロデュースするという。いちど底辺まで落ちたものは普通に戻ったくらいではだめだ。一番上のレベルまで持ち上がらないと世の中に認めてもらえない。それをやるのがプロデューサーの仕事だ。下手な歌手がヒットしたり、よくわからない商品が馬鹿売れするのはあのビルの上にいる人が仕掛けているんだといって草野の父親が会社社長をしているビルを指差す。草野がうちの父さんが?というとキリタニがあのビルにいるような人たち、複数と言い換える。今回のゴーヨク堂立ち読みのように仕掛ければ世の中が俺たちの手で変わるかも知れないという。じゃあ俺たちでプロデュースするかと草野がいうとどっちかというとプロデュースされるほうだろうとキリタニが言う。

小谷が学校新聞が面白くなかったバンドーたちに女子トイレでいじめられている。ホースで水をかけられ床に這いつくばる。そこへ草野が割って入るもホースで水を頭からかけられる。キリタニが気をそらすようなことをいってバンドーたちを退散させる。

キャサリンから棚の上のものを取るようにいわれたキリタニはしくじって棚の上のもの全部を落とす。(ものすごい派手に転ぶ)するとサルの手が2本出てくる。願い事が3つかなうらしい。願い事は声を出していわないと効かないわよとキャサリンはいう。キャサリンは一本をキリタニにあげる。

キリタニは柳の木がどこかで生きていますようにと祈る。

通りかかった草野にサルの手をあげる。

草野は下宿に帰り、保護者に(まだ名前が出てこない)サルの手を見せて願い事がかなうんだといいながら、世の中の戦争がなくなりますようにと祈る。まだいっこ願いごとできるからと渡す。すると保護者はいまの願い事を取り消してくださいと願う。信じてないんだろうと草野が言うと、いまの30秒ほどは世の中は平和だったのさと保護者がいう。やっぱり信じてないんだと草野がいう。

小谷がバンドーたちに追いかけられている。必死で学校中を逃げ回る。クラスメートからそのことを聞いたキリタニは平静を装って聞いていたが唐突に今日は帰るといって、何気にクラスメートと別れを告げ教室を出たとたん小谷を探し始める。キリタニを途中で上原が見かけ声をかけるがキリタニは気が付かない。キリタニは砂場で小谷のネクタイを拾う。小谷は学校の外へでて、商店街へ行きゴーヨク堂へ逃げ込む。追ってきたバンドーたちをゴーヨク堂の店主がなぎ払う。コーヒーを出されてゴーヨク堂の店主にもてなされた小谷はここは別世界だというと店主は自分で作り上げた世界だという。

キャサリンが公園でサルの手に向かって校長の頭がつるっぱげになるようにお願いしている。そこへ小谷が通りかかる。キャサリンは小谷にサルの手を渡しながら、願い事あと2つ残っているからあげる。願い事は声にだして願うのよという。小谷が校長先生が嫌いなんですかと聞くと、キャサリンは仕事だから毎日顔つき合わせているけれど、嫌い。小谷は頭がはげるぐらいで許せるんですか。私はもっとやってやらないと気がすまないという。キャサリンは人間の頭はいい。いままで頭のなかで何人も殺している。頭の中で殺したら気持ちにケリがついてさっぱりとして次にいけるんだと言う。

小谷はバンドーがこの世からいなくなってほしいとサルの手に願う。

キリタニが帰り道川をポンポン船に乗せられて運ばれていくあの柳を見かける。小谷を探し出して自転車の後ろに乗せポンポン船を追いかける。河口から海へ果てしなく遠ざかる柳を見ながらキリタニが破れ目にぶたさんのアップリケをつけた小谷のネクタイを渡す。



小谷は帰り道夜空の星を見上げながらサルの手に前の願いのキャンセルを願う。バンドーのいる世界で生きていく。そして、サルの手を放り投げるとサルの手はごみ箱にすっぽり入る。

三人また屋上に集まり、小谷をプロデュースする話が決まる。なにか芸名をつけないといけないといいつつ、キリタニが小谷信子の信子をぶつぶつ繰り返していると何気に野ぶたになる。でも野ぶたはなぁというと小谷は野ぶたでいいです。といいつつネクタイの裏のぶたさんアップリケを見せる。草野がなになにといいながらよく見ようとするのをキリタニがさえぎる感じで追いかけっこが始まる。

エンディングは全部CG。青ブタと赤ブタがバイクに乗って山道を失踪。青春アミーゴの歌詞に乗って動く。

ちょっと時間がたっているので、ストーリが前後してるかも。

原作は読んでいない。私は原作に忠実にやってもらいたい人なので、贔屓の作品だったら間違いなくクレームをテレビ局に送っているだろう。まあこの部分に関してはコメントしない。

からす天狗、サルの手、柳、なんかどろどろしているなぁ。からす天狗は見たら近いうちに死ぬとか言うやつだったっけ?サルの手は願いごとを3つかなえてくれるけれど、必ず取立てがあるらしい。ある夫婦がサルの手を手に入れてお金持ちになりますようにと願うと、息子が死んで保険金が入った。息子を生き返らせてほしいと願うと、ぐちゃぐちゃになった息子の死体が帰ってきて玄関ドアをたたく。怖くなって元通り死なせてくださいといって3つの願いが終了とか、そんな話がぞろぞろ。善意から願いを聞くのではなくて何かしら悪意があるのが特徴だ。しかし柳の下には幽霊じゃなくてどじょうも頻繁にいるらしい。

プロデュースうんぬんのところはなんかライブドアの堀江さんを意識してるのかなぁとか。そういえばライブドアは9月30日、グアテマラに本社があるインターネット企業クリックディアリオの株式を取得し、100%子会社化したと発表したらしいです。取得額は1,050万ドル。クリックディアリオは中南米と米国ヒスパニック系市場をターゲットとしたインターネットサイトを多数運営しており、ヒスパニック系市場に着目したライブドアの海外戦略の一環だとのことで、着々と外貨獲得に動いてるようですね。

また願いを声に出して言えというのがいつもわからない。むかしほぼ日刊イトイ新聞を読んでいたときに頻繁に出ていたフレーズのような気がする。日本人の美徳として、不言実行というのがあるし、神社でお願いするときはだま〜ってお祈りするじゃないですか。なんか苦手なんだよなぁ。それに願い事を言うと協力してくれる人ばかりじゃなくて邪魔するやつがいるじゃないですか。まあ言うんなら同じプロジェクトで動いている人間に対してプロジェクトの目標とはどこで、どうなったら成功とよべるのかとか、家族に旅行はどこへ行きたいとか、そういうレベルのような気も。でもまあ、発言すると反応が返ってくることもあるし、協力してくれる人も出てくるかもしれないってところでいってるんでしょうかねぇ。時と場合と環境をよく見極めて発言したいなと。私は思うんですが。



特殊効果を多用していて面白いです。人が飛んだり、物を投げたり、空をいじったり。今度は何が出てくるんでしょうか。ちょっと楽しみ。アイキャッチとエンディングはCGでぶたさんが動いていて、自分もCG今からやろうと言って盛り上がっている最中、タイミングがいいなぁとか。


BACKNUMBER


女の子お絵かき掲示板ナスカiPhone修理