trade2の日記

2007/7/28(土)
コードギアス 反逆のルルーシュ

おとといBIGLOBEをみたらコードギアス 反逆のルルーシュ23話一挙無料放送というので見てみることに。なんとずいぶん前からやっていたようなのに視聴は昨日の朝10時までとか書いてある。
根性で徹夜して見てみた。

感想。

なんじゃこりゃ。

キャラクタがCLAMPっぽいなぁでもこれサンライズだしなぁ違うだろ、とおもったらやっぱりCLAMPがキャラクターデザインだった。
CLAMPといえば、昔東京バビロンという作品があって最初は本屋でも遠目に見ていたのだが、中身を読んでみたら結構面白く、発売日には買うようなことをしていたのだが、ラストで中途半端に終わってがっかり。で、その続きは別の出版社ですでに始まっているとかいうので、なにかついていけなくなって読むのを止めたような記憶がある。一緒に同時並行で買っていた聖伝-RG VEDAも取り付きはものすごく面白そうな期待感があるのだが、最後に時間の制約かなんの制約かしらないけれど尻切れトンボで読者を置き去りにする悪い癖がCLAMPにあるようなのでなんだかCLAMPからは遠ざかっていたなぁ。絵はものすごく繊細で透明感があって好きなんだけれど、構成力が弱いのかなぁ。

で、このサンライズ作品のコードギアスは一応キャラクターデザインだけで、話はおじさんたちが作っているようなので、CLAMPの絵なんだけれど、キャラクターがはっきりきっぱりしていてリズム感もいい。

最後にスタッフをみたら音響監督で浦上さん、色彩設計で岩沢れい子さんでうわぁ息の長い仕事をされているなぁと思って。昔アニメ作品をがんがん見ていたときも面白い作品にはこの二人もお仕事されていたので。昔からスタッフは逐一チェックしていたなぁ。作品が生きるも死ぬもスタッフ次第なので、特にアニメは。スタッフで以前面白かった作品で仕事をしていた人を一人一人覚えこんで、新しい作品が出て、内容がわからなくてもこの人たちがやっていたらまず面白いだろうという指標にしていたっけ。懐かしいなぁ。
アニメを製作している人っていうのは何十年も変わらない人が多い。先日も中日新聞で鈴木良武さんという人をみて、だれだろう、アニメの脚本にものすごく詳しそうだなとおもったらペンネームが五武冬史さんだというので驚いた。五武さんといえばちょっと残酷なんだけれど奥の深いシナリオを書くので好きだったのだが結構同じ歳くらいだろうと思っていたので。結構アニメは高齢の方が多いなぁ。




作品は世界の3分の1を占める超大国が日本を襲って占領してすったもんだという、わあ、アニメ班はあいかわらずチャレンジャーだなぁという内容で、主人公は学生なんだけれど、本当は支配階級の子息で身分を隠して一般の生徒にまぎれているという、これだけみると「ベルばら」か?みたいな内容なんだが、そこはサンライズ、まじめにまじめに戦争シミュレーションが展開されていきます。で、この主人公はひょんなことから超能力を手に入れて、その本人の性格の悪さが相乗効果をもたらして、ものすごく悪いダーティーなサンライズ作品始まって以来はじめてじゃないかみたいなものすごく卑劣な主人公に仕上がっていきます。利用できるものは何でも利用、味方になった勢力から救助を頼まれたのに、自爆させて敵の本体をたたくのに利用したり、まるで歩兵部隊が前進中に日ごろ恨みのある上司を味方であるのに背後からライフルで撃ちこむようなとんでも話の連続がくりひろげられていきます。でまた陣形のセッティングやらメカの描写がサンライズらしく非常によくつくりこまれちゃったりしています。ここまでくると怒ったりあきれたりするのを通り過ぎて腹のそこから大笑いです。汚ねー汚ねーぜルルーシュ。結構ツボにはまった。しかし私はこういう卑怯な手段は嫌いだな。



で、初期のオープニングの爽やかさがまたいい。最近音楽番組を全然見ないので音楽の楽しさとか忘れていたのだが、やっぱアニメの音楽は誠実なのがいいねぇ。自分もがんばろうと思った。

すでにいろいろDVDとか売られているようなのでいま買うかどうしようか迷い中

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