アマゾン、電子ブックリーダ「Kindle」をまもなく発表か
文:Greg Sandoval(CNET News.com)
翻訳校正:編集部
2007/11/16 10:00
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Amazonは、電子ブック事業もそれほど捨てたものではないとみている。
CNET News.comが米国時間11月15日に業界の情報筋から入手した情報によると、オンライン小売業大手のAmazonは19日、ニューヨークで大々的なイベントを開き、「Kindle E-Book Reader」を発表する予定であるという。ユニオンスクエアにあるおしゃれなW Hotelのイベントスペースで開催される発表には、Amazon.comの最高経営責任者(CEO)であるJeff Bezos氏が登場する予定である。
KindleはWi-Fi接続を搭載しているため、ユーザーはAmazon電子ブックストアにアクセスして新しい電子ブックを購入することができる。またAmazonは、SprintとEVDOアクセスに関する契約を結んだと報じられている。さらに同機器には、オーディオブック用のヘッドホンジャックと電子メールアドレスが付いている。しかし情報筋によると、カレンダーやアドレス帳など「BlackBerry」にあるような他の多くの機能は搭載されていないようだという。Kindleにはバックライト機能も付いていないかもしれない。その代わりに、調節可能なアームに小さな読書用ライトが付いている。
Kindleは外出や出張も多い人向けの設計となっている。情報筋がNews.comに伝えたところによると、New York TimesやWall Street Journalのデジタル版を毎朝ダウンロードする機能が搭載されているという。またAmazonは、W Hotelチェーンと提携して、ホテル客に対しKindle機器を図書館の本のように貸し出しするサービスの提供も検討中であるとされていた。
Kindleの正式価格はかねてからの噂や報道どおり、399ドルとなる予定である。業界の情報筋は、Amazonは話題の新作をセットにして電子ブックリーダを発売できるよう、提携先を探しているとも付け加えた。
今回の発売はAmazonにとっては大きなものである。情報筋によると、Bezos氏はこのプロジェクトを機密事項とし、詳細を完璧に詰めるために1年以上も遅延させてきたという。同社は、Appleが「iPod」で用いた発表戦略に関しても研究したと報じられている。情報筋によると、特にAmazonのチームは、iPod発表時の著名人による推薦ビデオを気に入ったといい、Kindle発表時にもそれに似たようなものが用意されるかもしれないという。
Amazonにコメントを求めたが、回答は得られなかった。
アマゾンのベゾスCEO、電子ブックリーダ「Kindle」の詳細を語る--米報道
文:Greg Sandoval(CNET News.com)
翻訳校正:ラテックス・インターナショナル
2007/11/19 12:30
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Amazon.comの最高経営責任者(CEO)であるJeff Bezos氏は、「Kindle」は読書ツールとして音楽プレーヤーの「iPod」に匹敵する存在になると思っているという。オンライン版Newsweekの記事が米国時間11月18日に報じている。
近日発売が予定されているAmazonの電子ブックリーダに関するBezos氏の初めてと見られるインタビューで、同氏は、Kindleは最大200冊の本を保存できるとともに「Whispernet」と呼ばれるシステムによってウェブにも接続できるとNewsweekに語った。オンライン書店の代名詞となっているAmazonは、Kindleの発売時に厳選した8万8000タイトル以上の電子ブックも同時にリリースする予定であるとNewsweekは報じている。
CNET News.comは先週、Bezos氏が19日にニューヨークで開催される報道向けイベントでKindleを発表する予定だと報じた。ある業界情報筋によると、Kindleの小売価格は399ドルで、主要な新聞や出版物から自動でダウンロードを受信できるという。また、同情報筋はKindleには電子メール機能も搭載されると述べている。
Newsweekは、電子メールサービスによってKindleのユーザーはWord文書やPDFファイルを受信して、機器のライブラリに本のように保存することが可能になると報じている。しかし、Bezos氏は、このハンドヘルド機器が備える独自の機能として、電子ブックをウェブからダウンロードでき、しかも「1分以内に」それが可能な点を同誌に語っている。
かつての電子ブックリーダでは電子ブックを購入するのにコンピュータの存在が不可欠だった。電子ブックをまずPCにダウンロードして、それから電子ブックリーダに同期させなければならなかったのである。しかし、Amazonはこの制限をなくし、ウェブに接続できる場所ならどこからでも電子ブックを購入できるようにするつもりだ。これによって電子ブックを衝動的に購入するユーザーが増えるかもしれない。
Amazonでは電子ブックリーダに大きな期待を寄せている。ある情報筋がCNET News.comに語ったところによると、同社は旧製品より優れた製品を販売しようと1年以上もリリースを延期してきた。一般の読書家を電子ブックに乗り換えさせようとするこれまでの試みは大半が失敗に終わっていた。
需要を喚起するため、AmazonはNew York Timesベストセラーやそのほかの新刊書のKindle版の価格を9.99ドルに設定する予定だ。価格設定は重要である。過去には電子ブックの価格が紙製の書籍と同じ価格だったケースが多く、需要が停滞する要因になっていた。
NewsweekはWhispernetシステムについてほとんど詳細を報じていないが、EVDOに基づいていることは明かしている。ある情報筋は、SprintがEVDOのアクセスを提供する予定だとCNETに語った。
EVDOによってKindleのユーザーは携帯電話ネットワークを経由してウェブに接続することが可能になる。これはWi-Fiホットスポットを探すよりも、より広範なエリアをカバーすることができる。
キーリングポータブルの利用方法
市販のUSBメモリ、SDカード、メモリースティックなどの「リムーバブルメディア」をキーにして、「キーリングポータブル」化されたKeyringPDFファイルを他のPCでも閲覧できるようにすることができます。
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購入した電子書籍を安心して蔵書
トランクルームに預けられた電子書籍を保証します。購入した電子書籍は、トランクルームに保管することで安心して蔵書を増やすことができます。パソコンの故障や買い替えにも安心して蔵書を読むことができます。
読みたいパソコンで読める
読みたいパソコン(※1)に電子書籍を移動できます。例えば、昼休みに会社で購入した電子書籍を、トランクルームを経由して自宅のパソコンで読むことができます。但し、著作権保護のため、電子書籍データを複製することはできません(※2)。
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※2 1つのeBookを同時に2台のパソコンで読むことはできません。
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