trade2の日記

2009/4/7(火)
龍と虎と脳内散歩(思いついたまま連想覚書)

日本の仏教のお経はインドから伝わった経典をそのまま読んだ音を漢字にむりやり当てはめている。
中国はちゃんと翻訳して漢字で表したのだが、日本は音をそのまま表現している。
ま、人の名前を呼ぶのに、最近ではだいぶ改まってきたけど、中国や韓国の人の名前を呼ぶときに、李さんや、王さん、朴さんを、ニュースで読み上げるときに、りさん、おうさん、ぼくさんじゃ、相手も自分のことだとはわからない。
やっぱ、りーさん、わんさん、ぱくさんでないとね。
日本人でも、ヨーロッパの人が読みやすいように勝手に変えられたり、中国発音にされると海外で自分のことだとわからずに大慌て。とくに空港。
やっぱ日ごろ呼ばれなれている「音」でもってコミュニケーションしてほしいものだ。
で、仏教はずらずらと神さまの名前があって、それぞれ音が決まっているらしい。
悪魔でもちゃんと名前を発音すると出てくるそうだ。やったことないから知らないけど。
Talk of the devil and he is sure to appear.噂をすれば影がさす

ということでなんか、『音』が重要なわけだ。

で、ちょっと気になったので、最近ひっかかるのを単純に音にして、しかも日本語でどうなるか、遊んでみた。(ちょっと苦しいかな・・・)

トゥーランドットの話 あらすじ(ウィキペディアより)
時と場所: いつとも知れない伝説時代の北京
第1幕
宮殿(紫禁城)の城壁前の広場。役人が群衆に宣言する「美しいトゥーランドット姫に求婚する男は、彼女の出題する3つの謎を解かなければならない。解けない場合その男は斬首される。」今日も謎解きに失敗したペルシアの王子が、月の出とともに斬首されるべく、喝采する群衆の中を引き立てられてくる。王子カラフは、リューに手を引かれながらさ迷う盲目の父、廃王ティムールを発見し、3人は互いに再会を喜ぶ。ペルシア王子処刑の様子を見にトゥーランドット姫が広場に現れ、カラフは一目見てその美しさの虜となる。ティムール、リュー、そして宮廷の3大臣ピン、パン、ポンが思いとどまるよう説得するが、カラフはトゥーランドットの名を叫びながら銅鑼を3回打ち鳴らし、自らが新たな求婚者となることを宣言する。第一幕では、トゥーランドット姫は一切声を発さない。
第2幕
ピン・パン・ポンの三大臣が軽妙なやりとりで姫とカラフの噂話をしている。そのうち、帝の出御となり群衆が集まる。万歳の叫び声の中、皇帝アルトウームがカラフに無謀な試みをやめるよう説得するがカラフは耳を貸さない。こうして姫が冷やかな表情で出てくる。 カラフの謎解きの場面。トゥーランドット姫は、何故自分がこのような謎を出題し、男性の求婚を断ってきたのかの由来を改めて述べる「かつて美しいロウ・リン姫は、異国の男性に騙され、絶望のうちに死んだ。自分は彼女に成り代わって世の全ての男性に復讐を果たす。」第一の謎「毎夜生まれては明け方に消えるものは?」カラフ曰く「それは希望。」第二の謎「赤く、炎の如く熱いが、火ではないものは?」「それは血潮。」カラフは2つまでも正解を返す。最後の謎「氷のように冷たいが、周囲を焼き焦がすものは?」カラフは暫く悩むが、これも「トゥーランドット!」と正答する。謎が悉く打破されたトゥーランドット姫は父アルトゥーム皇帝に「私は結婚などしたくない」と哀願するが、皇帝は「約束は約束」と娘に翻意を促す。カラフは姫に対して「それでは私もたった一つの謎を出そう。私の名は誰も知らないはず。明日の夜明けまでに私の名を知れば、私は潔く死のう」と提案する。
第3幕
北京の街にはトゥーランドット姫の命令が下る「今夜は誰も寝てはならぬ。求婚者の名を解き明かすことができなかったら住民は皆死刑とする。」カラフは「姫も冷たい部屋で眠れぬ一夜を過ごしているに違いない。夜明けには私は勝利するだろう」とその希望を高らかに歌う。ピン、パン、ポンの3大臣は多くの美女たちと財宝を彼に提供、姫への求婚を取り下げるよう願うが、カラフは拒絶する。ティムールとリューが、求婚者の名を知る者として捕縛され連行されてくる。名前を白状しろ、とリューは拷問を受けるが、彼女は口を閉ざし、衛兵の剣を奪い取って自刃する。リューの死を悼んで、群衆、3大臣など全員が去り、トゥーランドット姫と王子だけが残される。
王子は姫に接吻する。姫はリューの献身を目の当たりにしてからその冷たい心にも変化が生じており、彼を愛するようになる。ここで王子ははじめて自らの名がカラフであることを告げる。「名前がわかった」と姫は人々を呼び戻す。
トゥーランドットとカラフは皇帝の玉座の前に進み出る。姫は「彼の名は…『愛』です」と宣言する。群衆は愛の勝利を高らかに賛美、皇帝万歳を歌い上げる中、幕。

中国での上演時の役名
トゥーランドット・・・杜蘭朶
カラフ・・・(上下、峠の山偏なし)拉富
リュウ・・・柳(小柳)

杜蘭
カラフ


虎(姫)
カラフル
龍(姫)

中国の人の翻訳にしたがって杜蘭がどういう意味を持つか

ふさぐ。とざす。「杜絶」
もり。神社の木立ち。
りんごに似た木やまなし

芳香のある草花の名。四君子の一つ。
古く「ふじばかま」のことも「蘭」といい、秋の七草の一つ。
木の名。あららぎ。いちい。

蘭塔場 墓場
【卵塔】ラントウ〈‥タフ〉
仏台座の上の部分が、鳥のたまごのような形をしている石塔。蘭塔らんとう。「―場ば」(墓地)多く禅僧の墓に用いる。
【岩波書店 岩波 日本語表現辞典】

らん×爛 ラン ただれる
火に焼けて皮膚がくずれる。ただれる。くさって形をくずす。「腐爛・糜爛びらん」
まっさかり。「爛熟・爛漫」
きらきら光るさま。あきらかなさま。「絢爛けんらん・爛爛」
【岩波書店 岩波 日本語表現辞典】
闌 字形
〔門部9画/17画/7976・6F6C〕
〔音〕ラン
〔訓〕たけなわ・たける

たけなわ。まっさかり(をやや過ぎる)。たける。「闌暑(=残暑)」
みだりに。かってに。「闌入」
てすり。欄。「闌干」
【岩波書店 岩波 日本語表現辞典】

トゥーランドット姫が月光のように冷たく輝くというからまあ、墓場や死者に縁があるんだろう。
つぎつぎ婚約希望者の首をはねているのをみても、恋愛話をすっ飛ばすとただの死刑執行人にしかみえないからな。
日本のかぐや姫をみているとまだまだ生ぬるいなと思うのはそういう点だよなぁと思う。一人しか死んでないからな。

むかしからスフィンクスが謎を出すっていうのは有名なわけであれは獅子だからまあそうはずしてもいないんじゃないかな。

トゥーランドット物語の変遷
http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/%7Emogami/turandot.html

トゥーランドット物語の起源
http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/%7Emogami/turan2.html

これを見ると求婚者をぱっからぱっから殺す姫の話がぞろぞろ出てくるわけで、いったい何の不満があって殺しまくっているのかわからないけど、結婚ってセンシティブでデリケートな話なんだよなと思う。5人なんて生ぬるくて99人殺しとかごろごろしているようだ。

トーラをTorahとすると旧約聖書のトーラになって、トーラのおしまい、『旧約聖書。』みたいになるのかな。そこまでは深読みしすぎか。聖書にかいていない未知の事件がおきた。それは『愛』だった、ってか?

りゅう柳
 リュウ(リウ)
 やなぎ やぎ
枝のたれるやなぎ。シダレヤナギ。また、やなぎの総称。「柳色・柳糸・柳条・柳眉りゆうび・柳絮りゆうじよ・花柳・楊柳ようりゆう・蒲柳ほりゆう」

柳 字形 筆順
〔木部5画/9画/常用/4488・4C78〕
〔音〕リュウ〈リウ〉
〔訓〕やなぎ
木の名。やなぎ。特に、しだれやなぎ。「柳糸・柳色・柳眉りゆうび・楊柳ようりゆう・花柳界」
二十八宿の一つ。
形声。「木」+音符「卯」(=なめらか)。柔らかくなめらかな枝をもつ木の意。
【岩波書店 岩波 日本語表現辞典】

まあ中国もTAOタオというのを桃と老にかけているからありがちありがち。
ドットはそのままドット『。』句読点だろう。

Carahはよくわからないが
Carafe カラフェとは水差しのこと
峠の山偏無しの上下の字が上下になっているのはカードという意味だそうだ。

拉 字形
〔手()部5画/8画/5739・5947〕
〔音〕ラ ラッ ロウ〈ラフ〉
〔訓〕ひしぐ

とりひしぐ。ひっぱる。「拉致らち・らつち」
【岩波書店 岩波 日本語表現辞典】
ひし-ぐ【×拉ぐ】
五他おしつぶす。勢いをくじく。「鬼をも―勢い」「悪人を取り―」「敵を打ち―」
【岩波書店 岩波 日本語表現辞典】

富 字形 筆順
〔宀部9画/12画/教育/4157・4959〕
〔音〕フ フウ
〔訓〕とむ・とみ (名)ひさ・さかえ・ゆたか

とむ。物がゆたかにある。貧。「富強・富貴ふうき・ふつき・富裕・富栄養湖・豊富」
とみ。財産。「富力・富豪・巨富」
とます。ゆたかにする。「富国強兵」

形声。「宀」(=やね)+音符「」(=中に酒がいっぱいつまっているとくり)。家の中がゆたかに満ちている意。[冨]は異体字。
【岩波書店 岩波 日本語表現辞典】

カードをくじいて富む人かな?

虎(西)が勝って龍(東)が負け、カラフは世界を手に入れる。

で、紫禁城が本物の中国の故宮じゃなくて、意味があるとする。
紫は死とおなじシという意味で、「死ぬことが禁止されている城」になるのかな、と思ったが、

紫(むらさき)の朱(あけ)を奪う

ヤフー辞書

《「論語」陽貨から》古代正色とされていた朱にかわり、孔子のころには間色である紫が好まれるようになったところから、まがいものが本物にとってかわり、その地位を奪うことのたとえ。また、似て非なるもののたとえ。

むらさきのあけをうばう【紫の朱を奪う】
朱を奪う紫
まがいものが本物に取って代ることのたとえ。また、悪が善に勝ることのある世の中の不条理をたとえた語。
 『論語』(陽貨)の「紫の朱を奪うを悪(にく)む」が出典となっている。古代中国では、青赤黄白黒の五色をまじりけのない正色と定めていたが、やがて紫などの中間色が好まれるようになる。孔子がこれをたとえに、社会秩序の乱れを嘆いた言葉。『徒然草』でも『論語』の形を引用している。見出し形は江戸中期の怪談『垣根草』に見え、江戸時代は常用されたが、現代ではほとんど用いられなくなっている。
【岩波書店 岩波 ことわざ辞典】

紫禁城は赤を基本にして紫を禁止している城かな。
中途半端はだめという意味かもしれないな。

で、日光東照宮の三猿も気になっていたのだ。
あれは三猿という作品ではなくて、なにか8面の絵本のうちの1面でしかないんだそうだ。なのになぜあれだけがことさら有名なのだろう。
一応、その8面の物語は猿の一生が描かれていて、小猿が大きくなってまた子供を産んではじめから、みたいな話らしい。
世界的にも3匹の猿がなにか意味を持っているというのでそういうモチーフがあるらしい。
これも音からインドでなにをいっていたか調べてみる。

三猿
サンサール(世界・輪廻)

おお、でてきたよ。

で、虎と龍、

夏目漱石 我輩は猫である
芥川龍之介

夏目 虎
芥川 龍
彼らは流行の最先端を行っていたんだなぁ。

ついでに虎と龍について。

高松塚古墳

東 青龍
西 白虎
北 亀蛇
南 無し

東 日
西 月
北 地

キトラ古墳
東 青龍
西 白虎
北 亀蛇
南 朱雀

東 日
西 月
北 地
南 天

で、神社の手前の獅子狛犬、獅子が阿、狛犬が吽といっているんだそうだ、で「アウン」になるらしい。でも獅子狛犬じゃなくて普通に狛犬で通用するわけだ。で犬っていったら普通「ワン」と鳴く訳だ。ワン。中国語だと王になるんだよなぁ。

しかし龍が柳、ヤギで、虎がトーラ。だとなんか逆じゃないか。あれ?願望かな?
ああ、盤面をひっくり返してあるから逆の結果がでるのか。

似て非なるで思い出したが、青龍の壁画の鱗の色はどうみても青じゃなくて緑なんだそうだ。

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