宮城県塩釜市の塩釜神社近くの路上に1羽の白鳥が降り立ち、駆けつけた警察官や市職員らに保護された。多賀城市にあるNPO法人・みやぎ野生動物保護センターに引き渡されたが外傷などは見当たらず、センターでしばらく様子を見ることにしている。
白鳥が見つかったのは19日午前10時ごろ。体長1メートルほどの成鳥で道路を羽を広げて歩いていたといい、数人で近くの駐車場に追い込み、
抱きかかえるようにして
保護した。
センターによると餌は自分で食べているが、
飛べるような元気はない
という。今季はこれ以前に4羽の白鳥が運ばれたが、うち3羽は骨折によるショックや鉛中毒で死んだ。近くを流れる砂押川には十数羽の白鳥が飛来し、羽を休める姿が見られるという。