trade2の日記

2010/1/5(火)
イエメンでサッカー

イエメン当局が武装勢力殺害、各国大使館は閉鎖
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100105-00000863-reu-int


クリスマスに発生した米航空機爆破未遂事件後、捜査を進めていたイエメン治安当局は4日、アルカイダ系武装組織メンバーを少なくとも2人殺害したことを明らかにした。


よくNHKの大河ドラマのロケ地は受信料の不払いの多い地域であるというような話を聞くのだが、同じようなシチュエーションか。
このイエメンで明日6日、サッカーの試合があって、日本からも選手が行っているらしい。サッカーの試合の変更はできないと主催者側から通告されているし、外務省の役人も了解しているそうだ。多分、イエメンになにか不満が充満しているので、ガス抜きのために試合をしなければならないのだろう。

日本ではなにか突然サッカーの世界試合が野球に並んでマスコミでとりあげられるようになったが、世界的には、ずいぶん前からサッカーの試合は人気があって、それも日本のように、なんかアイドル歌手みたいなやせ細った「イケメン」タイプの金髪にしたような選手に女子供の黄色い歓声が降り注ぐようなのではなくて、スタジアムの観客席にはおっさん、それもいかつい男ばかりが、怒号を浴びせながらエキサイティングしながら見物し、なんか観客席を壊すほど暴動になったりするらしい。日本では考えられない光景だ。

まあサッカーとは男の鬱憤晴らしのために開催しなければならないのだろう、と以前から思っていた。

なにかイエメンの日本大使館も4日、アメリカ、イギリスにならい、領事業務の窓口を閉鎖したそうだ。アルカイダの報復が大使館にむけてあるかも知れないからだそうだ。

だから余計、イエメン国民のために「祭り」をしなければならないのだなと思った。

ヤフーのコメントでは、選手とサポーターの身の安全を考えて中止しろ、とか、外務省はなにをやっているのだとか、いろいろ意見がでているが、イエメンは日本ではないのだ。多分中止にはならないだろう。

まあ外務省も了承しているので、サッカー選手とその周辺スタッフには最低限の警備くらいはつくだろう。

事前になにも打ち合わせのなかったまま鉄砲玉のように飛び出した香田さんとは違うのだ。

しかし、海外のサポーターと血みどろの取っ組み合いをしたい、血の気があまっているのだ、という気概のない、家庭でテレビみていて、なんか生で会場の空気を味わいたいだけ、みたいな、ちょっとでも怪我をしたら、どっかに訴訟して治療費を支払わせてやる、みたいな、普通の観光客は、日本からのこのこ物見遊山気分で行くと大怪我しそうなのでイエメンに近寄らないほうがいいと思った。

2ちゃんねるでよくでるセリフのような、「炎上」「鉄火場」「祭り」に参加するのであれば、血の出る怪我をすくなくとも覚悟しないといけないだろう。

日本でも、地方の祭りで、山車に巻き込まれて死んだり、海外でも牛を市中に放って、角で突き上げられて死人がでたりするが、みなそれはお咎めなしになるのだ。

祭りとはそもそも、民衆の日ごろたまった鬱憤を晴らすためのガス抜きの側面ももっているものなのだ。





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