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居卑而後、知登高之爲危。處晦而後、知向明之太露。守靜而後、知好動之過勞。養默而後、知多言之爲躁。
身分の低い地位にいて、高い地位に登っていくとそれが危険なことがわかる。暗いところにいて明るいところに向かうといろいろなことが段々あらわになることがあるのがわかる。静かにする忍耐力を養うと、おしゃべりの多いのはなんだか騒々しいことがわかる。
子供のころ一時間動かないしゃべらないのはとても苦痛でした。一見楽そうに見えるんですがあちこちピクピク動いたり、同じ姿勢が疲れてきたりしてなかなか自分の体は自分の思う通りに動かないものだと思いました。暗いところから明るいところに行ってあらわになる身近な例えは朝暗いうちに家をでて、電灯の光だけを頼りに駅に向かうと、段々自分がてらされて、おやっぁ?足はスリッパ、服はボタンの掛け違い、ショルダーバックだと思っていたのに子供のスイミングバックなどというように自分では気がつかなかったいろいろと恥ずかしいことが世間に大公開されることを意味しているのでしょう。( まあ自分の知らなかったいい面がわかったりする幸運な人もいますが、この文ではそこまでサポートしていないようです)身分の低い人が上を目指すと上のほうにはあらゆる面で有能な人が当然集まっているわけなのでとても危険です。弱肉強食です。最初からその場所に生まれていると気がつかないものみたいですが。
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