寧守渾噩而黜聰明、留些正氣還天地。寧謝紛華而甘澹泊、遺個清名在乾坤。
むしろ朴直を守って聡明を退け、些かの正気を留めて天地に還せ。むしろ華美な生活を辞退して淡白な生活に甘んじ一個の清き名を遺して世の中にあれ。
気というものを私は良く知らないのですが、なんでも気が満ちていると存在することができ、無くなると消滅するものがあるようです。気は植物や動物に接触したり、息を吸い込んだりすると体のなかに取り込めるようです。昔はそういう哲学的な考え方があったみたいです。で、普段生きているときは小賢しく立ち回らないで素直に生き、死ぬときにいままで集めた気を、もとあった場所に還せといっているわけです。そして、贅沢しないで立派な名を残しましょうと。
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