十語九中、未必稱奇。一語不中、則愆尤駢集。十謀不成、未必帰功。一謀不成、則訾議叢興。君子所以寧默毋躁、寧拙毋功。
十語のうち九語当たったとしてもまだ不思議ではない。最後の一語をはずせばすぐに過ちをとがめる人が集まる。十の計画のうち九が成功してもまだ勝ちではない。最後の一つが失敗すれば苦情を言う人が群がってくる。君子は沈黙を守るほうが騒ぎ立てるよりましであり、拙劣のほうが小利口よりましである。
水の泡というやつですね。人に期待をもたせるとチェックが厳しくなりますね。２つの計画を出してやり遂げた人と、１０個の計画をたてて９個成功１個失敗した人では２つの計画をやり遂げた人の方が評価が高い。仕事量は１０個の計画を立てた人のほうが多いので不公平な感じがしますが、人の評判とは理不尽なものです。まあそこで、じゃあ少ない計画をたてて生きていく人生がいいかというと、どうなんでしょうね。人間、生きがいも大切なので、苦労がおおくてもたっぷりいろんなことを経験する人生を選んじゃっても各人の自由です。
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